残酷すぎる!子供に読ませれない絵本「おぞましい二人」とは。

 

みなさんは、大人向けの絵本があるのは、ご存知でしょうか?

世界的にも有名な絵本作家である

エドワード

エドワード・ゴーリー

彼の描く絵本は残酷すぎて、不条理な世界観と韻を踏んだ言語表現で醸し出される寓意性とモノクロームのイラストで世界で人気があります。

そんな彼がどうしても描くたくてしょうがなかったという作品である

「おぞましい二人」

おぞましい二人

を読んでみたので解説していきます!

 

 

実際にあった「ムアーズ殺人事件」がモデルになっている

犯人

1963年から1965年にかけて

イギリスのサドルワース・ムーアで起きた連続殺人事件。

犯人は、イアン・プレイディとマイラー・ヒンドリーの夫婦。

被害者の遺体をサドルワース・ムーアの荒野に埋めていたことから

この一連の事件を「ムアーズ殺人事件」と呼ぶようになった。

イアン・プレイディは強いナチスの憧れを抱いていて、

次第にマイラー・ヒンドリーも彼に感化されて

髪の色はナチス強制収容所の女看守を気取ってブロンドに染めてしまうほどであった。

 

 

描写にリアリティがある、悲しいストーリー

おぞましい二人

モノクローム描写とストーリーが切なすぎる。

とにかく、明るい雰囲気ではなく終始どんよりした展開で物語は進んでいく。

序盤はハロルドとモナ出会うまでの半生を描いており、

悲しく残酷にも思わす描写が多々描かれている。

 

妙にリアルなストーリーに釘付けになってしまう

 

二人は夫婦であることがさらに不気味さを増す

おぞましい二人

二人は自己啓発協会主催の講演会で出会い恋に落ちる。

一緒に住むようになったものの、

努力は虚しくも、子宝に恵まれなかった。

そして二人は一生の仕事(子供の殺害)をすることを決意した。

 

殺害までの展開が嫌な雰囲気を演出

おぞましい二人

 

物語の展開も、描写も、和訳もかなり残酷さを表現している。

シンプルなのに、そこがすごいなと関心してしまうほど。

実際の事件の実録のようで、まさにホラー。

 

おぞましい二人

特に、朝食をとる二人の描写はなんとも言えない。

 

 

後味の悪いバッドエンド

おぞましい二人

バッドエンドすぎて終始、不気味な内容。

とにかく、これを読んで何も思わず、読める人はいないと思うほど

考えさせれるものだと思う。

 

最後に

おぞましい二人

 

とりあえず、読んでみろ。

と言いたくなる作品。残酷で悲しすぎるストーリーに

何か自分のヒントが見つかるはず。

絵本でも、個人個人で感じることが様々なので

今回この本を進めたのは、

この本が何かを感じる一つの手段であるということ。

エドワード・ゴーリーのセンスに感化されること間違いなしです。

他にも様々な絵本を出版していますが、どれも残酷です。

もう一度言いますが、

とりあえず、読んでみろ。